なぜヨーガをするのか

なぜヨーガを続けるか、どうしてヨーガのインストラクターをしているのか。

を書いてみます。


はじめはホットヨガ

10年以上前のこと。当時新宿の会社の一階にできたビ○ラムヨガというホットヨガ(アメリカナイズされたヨガです)に通ったのが始まりでした。

痩せたい!職場の下なら通えるし。という軽い気持ちです。

インストラクターは腹筋割れまくりスポーツマン風、蒸し風呂みたいな部屋から終わるまで出るなと言われ、「もっと伸ばして!」「まだいける!」とスパルタなことを言われながら汗だくになって身体を動かす。

めまいを感じて倒れそうになりながら、吐き気を感じてる時も…今思うとなんと不健康なヨガでしょう。

汗を流してもう目も開けていられないぐらいぐったり疲れ切って爆睡…。

これは本当のヨガではないのでは??と思っていたところ、

東京ヨーガセンターに出会いました。1975年から伝統的なヨーガを提供している教室です。


ここで私はインドの伝統的ヨーガをはじめます。

ですがこの時まだ私は、「練習」ではなく「マッサージ/リフレッシュ」のため

ぐらいにしか思っていなかったと思います。

一ヶ月行かない時もあるぐらい、適当に通っていました。


うつ病と診断

その頃仕事はとにかく忙しかったです。ノルマ・納期・できない要求。

残業は80時間超え、利益最優先ブラック企業的な社長のもと、何時間も罵られる日々。

と被害者面をしますが、私も部下にパワハラしていた可能性すらあります。

そのぐらい、目の前の事に必死でよく覚えてないのです。ただただ辛かった記憶です。

ある日、張り詰めていた線がプッツンと切れました。

PC見ながら涙がでて止まらない、会議中も涙、仕事ができない。

上司に病院にいくことを勧められ行った先の病院でも泣きました。

そして、薬を飲み始め、しばらく休職しました。

はじめは薬を飲んで落ち着いた気もしますが、お先真っ暗な日々は変わりません。

「私がいない間どうなってるんだろう…いなくても回るのかな。また仕事に行かなければならないな…」辞めればいい、とも思えないのです。

こんな状態になった自分が弱いんだな、悪いんだな。

薬を飲んでることが、自分に負けた気分でした。


ヨーガの習慣づけ

ストレス発散のように、飲みに行って何も残っていない。

高い服を買ったって自分には何も残っていない。

そして体まで壊した。何をやっていたのか。

この状態になるまで気づけなかった自分、いったいなぜ?

もしかしたら、体と心はもっと前からサインを出していたかもしれない。

自分のことを何も知らない。

お先真っ暗どころか、生きてるのに死んでるような感覚。ここで薬をやめます。


そこから、もう一度ヨーガに真面目に取り組むと決めて通い始めます。

週3日を3ヶ月続けると誓って、一所懸命通います。

この癖付けが本当に大変なんですが、自分を変えたくて通います。

漠然と何かが変わるような気がしていたから頑張れたのかもしれません。


ヨーガで変わっていく自分

ヨーガが終わった後のリラックス感「気持ちい〜い、スッキリした〜」という感覚、

その日よく眠れました。

暴飲暴食がなくなってきて痩せていくのも、早い段階で効果として現れてきました。

自律神経を整えることができるからです。

ちょっと風邪を引きそうだな、とか体調悪いかもな、という体の変化にも気付きやすくなります。


徐々に精神面でも変化がでてきます。

毎日ぐるぐるぐるぐると頭を巡る、仕事のこと、人間関係のこと、家族のこと、人生のこと、ネガティブなことを、この時間にリセットできる。

ヨーガが終わった後は、いったんぐるぐるが止まって、少しポジティブになる。

「ま、いっか。」というやつです。

感情の右往左往が少し、緩やかになる。

常にイライラ、そわそわしていたのがなくなってくる。

これが日常となってくると、平常心が保てるようになってきます。

集中力も高まる。

荒れきっていた自分の生活が少しずつ整えられていきました。


ヴィパッサナー瞑想

それからしばらくして、ヴィパッサナー瞑想合宿に参加するタイミングがきます。

いきなり周りに経験者がたくさん現れたり、呼ばれてるな、今だな!という感じで。

vipassanaはブッダが悟りを開いた時の瞑想法で、1日10時間の瞑想を、10日間行います。

携帯電話を預け、人と話すことも目を合わすことも許されません。

ただただ、自分と向き合い続ける10日間です。

心の手術とも呼ばれます。確かに心の手術でした。

自分の中のトラウマにも向き合う苦しい日もあり、恍惚感に浸る日もある。


とても良かったことは、自分の思考パターンに気づけたことです。

人間は常にいかなる時も、頭が過去・未来・妄想でいっぱいです。

実は簡単なことも、自分で複雑にしている。

自分の悩みなんて本当は悩みではなく、シンプルな一つの選択肢でしかないと気づく。

いかに自分の意識が、自分の外側の世界だけに向いていたことも知りました。

20年以上も自分の内面を無視して生きてきたなんて。

そして、全ての心の反応は、体に現れているということを知りました。


インドへ

インドにいくという経験は、インドの文化、生活、修行者をみること

この国から始まったyogaなのだと、とても感慨深い経験をしました。


ヨーガの凄さ

ヨーガで行うアーサナは長く瞑想で坐る体を作るだけでなく、

筋緊張のバランスを整えて、リラックスした状態になります。

プラーナヤーマで自律神経を整え、瞑想をしていきます。

これが習慣化してくると、体も心も軽くなり前向きになっていき、

日常の暮らしも意識して変えていくと、自分にとって悪影響な人や環境も自然と遠のき

なぜか、良い出会いや良い経験が増えていくような感じです。

自分を取り巻くものが良い〜感じ〜に回っていきます。調和です。

(科学的側面からみてもまだまだ深い面白さがあるんですが割愛します)


思考回路が変わったら、なにか新しいものが生まれるかもしれません。

自分のことを知り、自分に自身が持てたら、迷いもなくなってきます。

周りの人に対する気持ちや言動が変わったら、自分の一つ一つの行動が変わったら、

場面場面で、自分の選択・決断が変わったら、当然人生が変わることもあると思います。


こうして、自分が仕事や住む場所を変えるという選択を怯えずにできたり、

周りの人の後押しもありインストラクターができることもその結果なのかもしれません。

ヨーガの深さがまた楽しくて面白くて、

基本的に飽きっぽくてことごとく何も続かない私が10年続けてこれたこと、

インストラクターの勉強までしようと思ったことも不思議なのですが。


そして、今は自分が学んだこと、経験したことを自分の身近な人に伝えたい。

今なにかしらで悩んでいたり苦しんでいる人の力になりたいという想いがあります。


漠然と変わりたいと思っていたり、なにかもやもやとしたものがある方は、

このヨーガにビビっとくるのではないでしょうか。

元々自己コントロール能力が高い人もいます。私は本当にダメです。だから続けています。

やりたいことや目指す事のために、集中力や発想力を高めたり、自分を強化するのもいいと思います。


たくさんのヨガ教室がある中、

伝統的なヨーガができる場所に出逢うことはなかなかチャンスがないと思うので、

ぜひ一度経験されてみてください。



YOGA ASY

伝統的ヨーガを提供しています。 現在、裾野学苑などでレッスン開催中。 ストレスケアや、心の健康にヨーガをご活用ください。

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